今回は(株)アイコールより発売のバキューム式スタビライザー『VACUUM DISC MATE IQ1300A』をご紹介します!
レコード盤は盤そのものの状態の良し悪しで音質が左右されるという、
CDやデータ再生にはない要素があります。
盤の反りや歪みもそのひとつで、良い音で聴くためには乗り越えなければならない課題です。
以前紹介したAFP『FLAT.』もこの問題に対する解決策のひとつですが、
『VACUUM DISC MATE IQ1300A』は盤を吸引するという方法で盤面のフラット化を図っています。
まず、下の画像を見てください。
IQ1300Aに載せただけの状態でターンテーブルを回転させます。
よく見ると盤が反っているためしなったような動きをしていますね。
吸着の作業は付属のサクションボックスとサクションカラーで行います。
この聴診器のようなパーツをターンテーブルのスピンドルに差し込み、レコード盤にしっかりと密着させます。
そしてサクションボックスの電源をオンにすると、レコード盤とターンテーブルシートの間の空気の吸引が開始されます。
吸引はおよそ40秒で終了します。
これでレコード盤とターンテーブルシートはピッタリと吸着されます。
この状態でターンテーブルを回転させると…
ほぼフラットな回転になったのが分かりますね!
音質は静けさが増し、楽器ひとつひとつの存在感がより明確になりました。
この40秒間の『儀式』で驚くほど音質が変わります。
ちなみに、吸着力は約40ほど持続するようですので、片面再生は全く問題ありません。
また、反りがひどい盤を確実に吸着させるためのカバーも付属しています。
サウンド・ハンターではこのバキューム式スタビライザーVACUUM DISC MATE IQ1300Aを常時展示しておりますので、
気になる方はぜひチェックしてみて下さい!