雨が降らない日は真夏様に熱いですねー
早くも夏バテしそうな店員Hでございます。
最近オーディオ雑誌や、ネットの情報になにかと出てくる
ハイレゾCDこと「MQA-CD」をテストしてみたお話です。
昨日、サウンドハンターにもMQA-CDのお試し盤が入荷しました。
今回は試しにジャズのサンプラーを取り込んでみました。
見ての通り、ジャケットなどは普通のCDと同じなのですね。
もちろん、一般的なCDプレーヤーでCDとして再生できます。
サンプラーは2枚組でディスク1はUHQ-CD製作されたMQA-CD
ディスク2は普通のCDで、CDとUHQ-CDの比較も楽しめます。
早速、店頭で使用中のNASに2枚のディスクをリッピングしました。
再生にはMQA再生に対応する「ESOTERIC / N-05」を使用。
取り込んだMQA-CDを再生してみると…
再生に使用しているLINNのKINSKYの画面には
「MQA」「352.8 kHz / 24 bits」の表示が出ます。
そしてN-05のディスプレイにも「PCM352」の表示が出ます。
それでは早速、両ファイルを再生、比較してみますと・・・
やはりMQAファイルは情報量が多く、
楽器の余韻や響きが綺麗に消えていくのを感じます。
通常のファイルは余韻が素早く消えていくので、
メリハリの強い音に感じます。
やはりハイレゾ音源とCDを比較した時と同じ結果ですね。
「CD音源のメリハリが好き」と言う声もありますが、MQAの方が
音の厚みも感じますので、より生音に近いリアルな印象です。
ここまでは正直言って従来のハイレゾと同じですね。
しかし・・・
MQA-CDとCDリッピングはの同じファイルサイズなのです!
「352.8 kHz / 24 bits」ファイルは非常に大きな容量になりますから、
NASのHDDやSSDの容量不足の心配が減るわけですね。
さらに「ダウンロードは手元に物が残らない」と、寂しい思いをされている方にも手元にCDを残しつつハイレゾ再生が可能になります。
個人的にMQA-CDは「日本向きなハイレゾ」だと思います。
CD以上の情報量で再生ができる上に手元にディスクも残り、
容量もいたずらに大きくならないのが魅力ですね。
ついでに高精度なリッピングにこだわる、
ディープな人々も「腕の見せ所」と思ってるはずです。
あとは・・・
対応機器とディスクがどこまで増えるのか???
結局はこの問題にたどり着くのですが・・・
そうなります後はオーディオ機器メーカーと、
レコード会社の頑張りを期待するしかありませんね。