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【試聴】SAECのターンテーブルシート『SS-300Mk2』のご紹介

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SAECのレコードスタビライザー『SRS-9』に続き、ターンテーブルシート『SS-300Mk2』を試聴する機会をいただきましたので、ご紹介させていただきます。

レコードスタビライザーSRS-9についてはこちらの記事をご覧ください。

 

【初代を踏襲したデザイン】

SS-300Mk2はその名の通り、1978年頃に発売されたSS-300をベースにしています。

デザインは初代モデルを踏襲しています。

 

【アルミ合金を採用し、工作精度にもこだわったつくり】

初代モデルが発売された当時、各メーカーからも多数ターンテーブルシートが発売されていましたが、ほとんどがゴム製や革製のものでした。

その中でSS-300はジュラルミン系合金を採用していました。

当時から高忠実度再生へのこだわりが感じられる製品開発をしていた事がうかがわれます。

 

SS-300Mk2では低残量応力、優れた表面平坦度を誇る高精度アルミ合金『アルハイス』を採用、工作精度にもこだわり、30μmの精度で一枚一枚丁寧に削りだしているそうです。

 

重量は845g、厚みは5.5mm。

 

 

【音の分離が良くなり、立体的な音楽表現力を獲得】

実際に試聴してみると、一音目から違いを感じられるほど大きな変化があります。

 

音の分離が非常に良くなり、楽器それぞれの音色がしっかりと聴き分けられるようになります。

空間表現力も向上し、左右、奥行きへの広がりがよりリアルに感じられます。

音色も色彩感が増し、女性ボーカルやトランペットの音色は非常に伸びやかに気持ちよくなっているのが印象的でした。

 

厚みが5.5mmあるため、実際はアームの再調整をした方が良いかもしれません。

今回は短い試聴だったためそのままの設定で行いましたが、それでも良い方向に変化を感じられることができました。このターンテーブルシートに合わせて再設定をすれば更なる効果が得られると考えると、ポテンシャルに期待が持てます。

【SRS-9の併用でシナジー効果を発揮】

 

レコードスタビライザー『SRS-9』を併用する事で、それぞれの良さを更に引き出す事ができます。

ベースの音がよりディープに沈み、トランペットや女性ボーカルは更に伸びやかかつしなやかに歌い上げるようになります。

また、空間表現力はさらに向上し、サウンドステージがより広大なものに変貌しました。

何もない状態と、SRS-9とSS-300Mk2併用とを比較すると同じ音源を再生しているとは思えないほど明確な変化を感じられます。

 

変化、と書きましたが、音色やキャラクターが変化するわけではなく、音質を劣化させる要因を除去し、鮮度を保ったまま音が出てくるような印象です。

SAEC製品に共通する高S/N、高忠実度再生はやはりこの製品でもしっかりと実感する事ができます。

 

 

SS-300Mk2は2021年10月発売予定、

価格は42,900円(税込・予価)です。

 

サウンド・ハンターでは発売次第展示する予定ですので、興味のある方はぜひ試してみてください!


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